藍の學校(藍の学校)

2026.03.18

Study room2

藍と奏でる

 

 

透明感のある青を目指す藍染作家の田村美奈子氏の工房を取材した。取材中の雑談のなかで、幼少期にピアノを習っていたが、楽譜どおりに練習曲を弾くのが苦手だった。音楽は嫌いではないし、Liveは好きだという言葉が特に印象に残った。

実際に作業を見 せてもらうと藍染体験で経験した3分つけて出すを繰り返す染めとは違い、藍甕に布をつける時間も特に計ってなく、そのときの藍の状態や布の染まり具合で見極めてたで洗う、ぬるま湯で洗う、空気に触れさせる、一連の手順もそうだった。

工場でつくられる化学染料は、一定の規格によりつくられるためその染めの力も一定だが、藍の染料の原料となる蒅は、自然の植物からつくられるため、つくられた年によって多少の違いが出る。藍甕に建てられた藍も日々状態が違う。藍の状態、染めるものの状態を見極める経験や感覚を使い、欲しい色にするため藍と一緒に作業をする、まさにLiveだ。

私には、藍、布、染色家が一緒に奏でる音楽が聞こえた。

 

蒲生 幸代
GAMO Sachiyo
千葉県 出身

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