藍の學校(藍の学校)

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対面講座「TSUNAGU.US#2」

11月6日(木)より
募集開始

TSUNAGU.US #2

1/24

「JAPAN BLUE -原点- 」

【対談】13:00-14:15

登壇者:
石内 都(写真家)
聞き手:
吉岡 洋(美術家・京都芸術大学教授)

【講演】14:30-15:45

登壇者:
福本 潮子(藍美術家)
司会:
酒井 稚恵
(テキスタイルアーティスト・
京都芸術大学講師)

【鼎談】16:00-17:00

登壇者:
石内都・福本潮子・吉岡洋

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TSUNAGU.US #2

1/25

「JAPANBLUE -藍の世界-」

【講演1】14:00-15:10

登壇者:
染司よしおか
吉岡 更紗
(染織家・染司よしおか六代目)

【講演2】15:30-16:40

登壇者:
matohu
堀畑 裕之+関口 真希子
(デザイナー)

【鼎談】17:00-18:00

登壇者:
染司よしおか 吉岡 更紗・
matohu 堀畑 裕之+関口 真希子・
吉岡 洋

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PROGRAM

TSUNAGU.US #2 | 参加費無料

2025年11月6日(木)より募集開始

【Schedule】

2026 1.24(土)

開催場所:京都芸術大学
定員:100名
受講料:無料

「JAPAN BLUE -原点- 」

国内外で活躍する日本人アーティスト2名と本学教員が、作品制作における原点や、表現者として作品とこれまでどのように関わってきたかについて、対談や講演を通して理解を深める。

対談 | 13:00-14:15

「写真との出会い 横須賀からひろしまへ」

【講義内容】
独学で始めた写真は撮影よりも暗室作業に興味をもつ。暗室の暗がりから生まれる写真はとても新鮮な体験であった。そして写真の使命である記録と伝達から遠く離れた写真をめざす。横須賀から出発した写真は自然の流れとして「ひろしま」へ私写真と戦後史がリンクしながら新しい関係が見えてくる。

【登壇者】

石内 都
ISHIUCHI Miyako

写真家

桐生市生まれ。横須賀市育ち。2005年、母親の遺品を撮影し「Mother’s」で第51回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表。2007年より被爆者の遺品を撮影した「ひろしま」を発表。現在も継続中。2014年、写真界のノーベル賞と呼ばれるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2024年Woman in Motion Photography Award(フランス・アルル)受賞。

【聞き手】

吉岡 洋
YOSHIOKA Hiroshi

美学者・京都芸術大学教授

哲学、美学、メディア論を中心とする研究と著作活動のかたわら、編集や展示企画も行ってきた。著書『情報と生命』(新曜社)『〈思想〉の現在形』(講談社)をはじめ、論文、評論、翻訳など多数。批評誌『ダイアテキスト』編集長。「京都ビエンナーレ2003」「岐阜おおがきビエンナーレ2006」総合ディレクター。近著に『AIを美学する』(平凡社)がある。

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講演 | 14:30-15:45

「ジャパンブルー」

【講義内容】
「ジャパンブルー」という言葉が最初に使われ出したのは日本の浮世絵からといわれています。日本では空や水の自然を表現する際に青のボカシ、つまりグラデーションが多用されています。山、森、川に囲まれた日本は湿度の高い国で、霧がたちグラデーションの景色に満ちています。気づくとこのグラデーションによる表現は日本独特であると感じます。私は、このつかみどころのない日本的な空間を藍で表現すことがベストであると思っています。

【登壇者】

福本 潮子
FUKUMOTO Shihoko

藍美術家

大学で西洋画を学び、「具体グループ」や「もの派」の作家達とも交流を持ちつつ、理想的な「空間表現」を求めて、油絵具から、焼き付け塗装、ホーローと制作手段を変えた。ニューギニア探査で民族美術に出会い、自身のアイデンティティーを問うようになり、日本の伝統を学びたいと二代目龍村平蔵のもとで仕事をし、藍に出会う。独学で藍染に没頭し、作品を作り続ける。藍に出会ってから水をえた魚のように制作を続けてきた。日本の藍は濃淡の幅が広く透明感があり精神性までも表現できると思います。

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【司会】

酒井 稚恵
SAKAI Chie

テキスタイルアーティスト
・京都芸術大学講師

2023年 個展「衣服と刺繍の修辞法」(Gallery恵風/京都)、2018年 個展「ベガは竪琴を聴く」(アミューズミュージアムギャラリー/東京)、2015年「Kawaii」(James Hockey & Foyer Galleries, UCA Farnham/イギリス)、2014年「Supar the SHIBORI」(Ronneby Dalslands konstmuseum/スウェーデン)、2010年 「International Exhibition of Contemporary Textile Art」(Como/イタリア)

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鼎談 | 16:00-17:00

「石内 都・福本 潮子・吉岡 洋による鼎談」

【登壇者】

石内 都
ISHIUCHI Miyako

写真家

福本 潮子
FUKUMOTO Shihoko

藍美術家

吉岡 洋
YOSHIOKA Hiroshi

美学者・京都芸術大学教授


【Schedule】

2026 1.25(日)

開催場所:京都芸術大学
定員:100名
受講料:無料

「JAPAN BLUE -藍の世界-」

藍は世界中に存在し、中でも日本の藍は「JAPAN BLUE」と呼ばれ産業から手工芸まで幅広く「衣・食・住」に関わっている。それぞれの視点で藍や工芸の世界を紐解く。

講演1 | 14:00-15:10

「藍染の歴史」

【講義内容】
藍草を用いて染める藍染の技術は中国、インド、ペルシャ、エジプトなど古くから文明の栄えた地で完成したと言われています。やがて日本にも伝わり、正倉院宝物には「開眼縷」「縹地大唐花文錦」など藍染と思われる染織品が多く遺されています。絹に染める繊細な藍染、木綿や麻など植物繊維に染める藍染、様々な染織品が日本にはありますが、時代を超えて愛された藍染について歴史を追いながら、紐解いていきたいと思います。

【登壇者】

染司よしおか
吉岡 更紗

YOSHIOKA Sarasa

染織家・染司よしおか六代目

アパレルデザイン会社勤務を経て、愛媛県西予市野村町シルク博物館にて染織を学ぶ。2008年より生家である「染司よしおか」で制作を行っている。2019年染司よしおかの六代目当主となる。染司よしおかは、京都で江戸時代より200年以上続く染屋で、古法に倣い、すべて自然界に存在する染料で染色をする染織工房。東大寺修二会など古社寺の行事に関わりながら、空港、ホテルなどに作品を納める。著書『染司よしおかに学ぶはじめての植物染め』

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講演2 | 15:30-16:40

「もっとも古いものが、もっとも新しいものになる – 工藝×デザインの方法論 」

【講義内容】
伝統的な知恵と技術がつまった本藍染の魅力を、現代のデザインにどう活かすべきか?またどのように伝えていけばいいのか?その考え方の核となる大切なポイントと、実際のデザインへの展開を、matohuによる工藝×デザインのドキュメンタリー作品=「手のひらの旅」の実例や映像を交えながら、多角的にお話しします。これからのものづくりのヒントになるはずです。

【登壇者】

matohu(まとう)
堀畑 裕之

HORIHATA Hiroyuki

関口 真希子
SEKIGUCHI Makiko

デザイナー

「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに2005年に設立。以後東京コレクションに参加し、日本の歴史やコンセプト、伝統工藝などを駆使した作品を発表。現代日本のファッションデザインを代表するブランドとしてプレスや海外のメディアから、高い評価を受けている。またスパイラルや金沢21世紀美術館や熊本現代美術館などでの展覧会も多数行っている。毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞、繊研賞を受賞。

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鼎談 | 17:00- 18:00

「染司よしおか 吉岡 更紗・matohu 堀畑 裕之+関口 真希子・吉岡 洋による鼎談」

【登壇者】

染司よしおか
吉岡 更紗
YOSHIOKA Sarasa

染織家・染司よしおか六代目

matohu(まとう)
堀畑 裕之
HORIHATA Hiroyuki

関口 真希子 SEKIGUCHI Makiko

デザイナー

吉岡 洋
YOSHIOKA Hiroshi

美学者・京都芸術大学教授


【問い合わせ】

ご質問はメールにてお問い合わせください。
info@ainogakko.jp

学校法人瓜生山学園
京都芸術大学 藍の學校lab.

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都芸術大学