藍の學校(藍の学校)

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対面講座「TSUNAGU.US#2」

11月6日(水)より募集開始

TSUNAGU.US #2

開催日

2025

1/18

第1回 | 13:00-14:40
「中国貴州省・ミャオ族の藍」

鳥丸 知子 先生

染織研究家・
北京服装学院大学客員教授


第2回 | 15:20-17:00
「植物染料の中の藍」

⼭崎 和樹 先生

草木染研究家・
草木工房主宰

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TSUNAGU.US #2

開催日

2025

1/19

第1回 | 13:00-14:40
「沖縄の藍」

⼤湾 ゆかり 先生

沖縄県⽴博物館・
美術館主任/学芸員


第2回 | 15:20-17:00
「阿波藍・四国⼤学
「藍の家」の取りくみ」

有内 則⼦ 先生

四国大学 生活科学部人間生活科学科准教授
徳島県藍染研究会事務局

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PROGRAM

TSUNAGU.US #2 | 参加費無料

11月6日(水)より募集開始

【スケジュール】

2025 1.18(土)
| 開催場所:京都芸術大学

第1回 | 13:00-14:40

「中国貴州省・ミャオ族の藍」

【講義内容】
中国・貴州省のミャオ族は、独自の言語は有しますが文字は無く、アイ草による染色や独特な加工、ろうけつや絞りなどの染色技術が民族の独自性の継承に大きな役割を果たしてきました。日常生活の中で行われて来たミャオ族の染色を事例に、「ものづくりの原点」について考えます。

Profile

鳥丸 知子
TORIMARU Tomoko

染織研究家
北京服装学院大学客員教授

中国紡織大学(現・東華大学)にて中国紡織科学技術史専攻。2004年工学博士取得。現在、中国・北京服装学院大学客員教授、日本・法政大学大学院などで兼任講師。民間に現存する染織技術の現地調査を世界各地で行うとともに、国内外において織物製作の指導に従事。中国貴州省・ミャオ族の染織技法に関する著書に『布に踊る人の手』『One Needle, One Thread』『ミャオ族の民族衣装 刺繍と装飾の技法』。

第2回 | 15:20-17:00

「植物染料の中の藍」

【講義内容】
藍は植物染料の中でも独特な方法で染色されます。発酵建てによる藍染(酸化還元反応)では絹、麻、木綿によく染まりますが、藍の生葉染(酵素反応)では絹によく染まりますが木綿には染まりにくいです。この理由は染色メカニズムの違いから説明できます。また、藍と他の植物染料の色素構造を比較しながら藍染の特徴について解説します。

Profile

⼭崎 和樹
YAMAZKI Kazuki

草木染研究家・草木工房主宰

1985年草木染の研究と普及のために草木染研究所柿生工房(草木工房)を開設。2002年学術博士取得(信州大学)。1995年より天然染色に関わる国際会議(フランス、韓国、アメリカ、インド、中国、台湾、メキシコ)に参加し、研究発表、作品展示やワークショップを行なう。著書に『新版草木染 四季の自然を染める/山と渓谷社』、『藍染の絵本/農文協』他

https://yamazaki-kusakizome.com/

2025 1.19(日)
| 開催場所:京都芸術大学

第1回 | 13:00-14:40

「沖縄の藍」

【講義内容】
私は、学生時代に沖縄島北部山中に残る「藍壺」の遺構と出会い、沖縄の換金作物として盛栄を博していた琉球藍の製藍業に興味をもちました。この講義では、主に琉球藍の製藍業がどのような社会背景の中で営まれたのか、その歴史と製藍技術の変遷などについてお話したいと思います。

Profile

⼤湾 ゆかり
OWAN Yukari

沖縄県⽴博物館・美術館
主任/学芸員

沖縄国際大学卒・筑波大学大学院修了。1995年より沖縄県公文書館に就労し、2013年より沖縄県立博物館・美術館の民俗担当学芸員として勤務。大学時代より沖縄島北部地域の山の暮らしに興味をもち、琉球藍の藍壺遺構の分布調査や製藍事業所での参与観察調査を行った。2020年に博物館企画展「沖縄の藍」の展覧会を開催。

第2回 | 15:20-17:00

「阿波藍・四国⼤学「藍の家」の取りくみ」

【講義内容】
「阿波藍」とは藍染料「蒅(すくも)」を指します。徳島県にある四国大学では地域の伝統文化・産業の継承を目的に「阿波藍」を教育・研究に取り入れて40年が過ぎました。活動の拠点となる「藍の家」には国内外から藍に関心のある人々が集い、共に学んでいます。「藍の家の近年の取り組みと「阿波藍」の現状を紹介します。

Profile

有内 則⼦
ARIUCHI Noriko

四国大学 生活科学部人間生活科学科准教授
徳島県藍染研究会事務局

四国大学藍染専門施設・藍の家主宰。徳島県の伝統文化・産業である「藍」に関する教育研究活動を実施している。2022年藍の家所蔵の藍布をまとめた図録「藍の家」を出版。四国大学学際融合研究所。2007年より藍染に関する相互啓発の場であり、藍染技術の継承と阿波藍の振興を目的とする任意団体、徳島県藍染研究会の事務局を担当。

【問い合わせ】

ご質問はメールにてお問い合わせください。
info@ainogakko.jp

学校法人瓜生山学園
京都芸術大学 藍の學校lab.

〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都芸術大学